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企業研究|スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered PLC、LSE:STAN、HKEX:2888)

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  東南アジア株式新聞 2025年2月22日 企業研究|スタンダードチャータード銀行( Standard Chartered PLC、LSE:STAN、HKEX:2888 ) 1853年に設立されたチャータード銀行と、1863年に設立されたスタンダード銀行が、1969年に合併して誕生 2000年代以降は、アジア、アフリカ、中東におけるプレゼンスを強化 香港ドル発券銀行の一つ 最近、仮想通貨分野に積極的だ    香港のスタンダードチャータード銀行株の1年間(HKEX公式サイトより) 2024年度の年間利益が前年比14%増 2月21日の発表: 2024年第4四半期および2024年度の業績 https://av.sc.com/corp-en/nr/content/docs/standard-chartered-plc-full-year-2024-presentation.pdf 2024年度 営業利益(operating income)は、為替変動の影響を除いた実質ベースで 14% 増の 197 億ドル、特記事項および預金保険の費用への再分類(再分類)を除くと、実質ベースで 12% 増 純利息収入(NII)は、実質ベースで 10% 増の 104 億ドル、再分類を除くと、実質ベースで 8% 増 非 NII は、実質ベースで 20% 増の 93 億ドル、特記事項を除くと、実質ベースで 16% 増 ウェルス・ソリューションは、実質ベースで 29% 増、過去最高の業績、投資商品とバンカシュアランスの両方で 2 桁成長 グローバルマーケットは、実質ベースで 15% 増、フロー収入と一時収入の両方で好調 グローバルバンキングは、元本の増加により、実質ベースで 15% 増 サステナブル・ファイナンス収入は、36% 増の 9 億 8,200 万ドル、2025 年に 10 億ドル超の目標を達成する見込み スタンダードチャータード銀行の発表資料より グループ最高経営責任者のビル・ウィンターズ氏のコメント: 「当社は2024年に好調な業績を達成しました。法人および機関投資家向けの差別化されたクロスボーダー機能と富裕層向けの一流の資産管理専門知識を組み合わせるという当社の戦略は、全力で機能しており、有形株主資本利益率を11.7%に引き上げています。当社は、ウェルスソリューションの29%...

企業研究|ベルジャヤ・フード(Berjaya Food Berhad、Bursa: 5196) [更新]

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東南アジア株式新聞 2025年2月21日 企業研究|ベルジャヤ・フード(Berjaya Food Berhad、Bursa:5196) [更新] 主な事業: スターバックスコーヒー: マレーシアとブルネイにおけるスターバックスコーヒーの独占的な運営権 Kenny Rogers Roasters: マレーシア国内で展開するローストチキンレストランチェーン Jollibean: 大豆製品を扱う飲料・デザートチェーン Paris Baguette: 韓国発祥のベーカリーカフェチェーン    ベルジャヤ・フード株の1年間(Bursa公式サイトより) 損失がやや縮小傾向に、スタバのボイコット薄れたか ベルジャヤ・フードの損失がやや縮小傾向にある。 スターバックス・マレーシアのボイコットが少し薄れた。 しかし、株価が再び上昇トレンドに乗るには、黒字回復が必要のようだ。 2月20日のBursaへの報告: 2024年12月31日終了会計期間の連結業績に関する四半期報告書 https://disclosure.bursamalaysia.com/FileAccess/apbursaweb/download?id=231536&name=EA_FR_ATTACHMENTS   31 Dec 2024 31 Dec 2023 MYR'000 MYR'000 収益 123,103 182,553 税引き前損益 -35,267 -39,806 当期損益 -35,673 -36,828 (発表資料より作成) The Edge Malaysia の12月6日(金)の記事: ビンセント・タン関連企業がベルジャヤ・フードの株式を削減 Vincent Tan-linked firm trims stake in Berjaya Food ベルジャヤ・グループの創設者(タン・スリ)ビンセント・タン氏と関係のある投資会社は、地元のスターバックス運営会社ベルジャヤ・フードBhd(KL:BJFOOD)の株式4.85%を売却した。これは、同社の株式8.09%を購入して実質株主となったわずか1週間後のことだ。 金曜日の証券取引所への提出書類によると、デティック・リア( Detik Ria SDN Bhd)は木曜日、直接取引により、8,600万株に及ぶ4.85%の株式を売却した。これ...

明治ホールディングス(TSE:2269)がシンガポールに地域統括会社を設立

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  東南アジア株式新聞 2025年2月15日 明治ホールディングス(TSE:2269)がシンガポールに地域統括会社を設立 今週、気になったニュースの1つ。 2月10日、明治ホールディングスがアジア太平洋地域の統括会社をシンガポールに設ける、と発表した。 筆者が日常利用するアラルンプールのコンビニやスーパーマーケットでは、明治の製品を見かけることがゼロではないが、日本のチョコレートや乳製品ではグリコや森永のほうが目立っている印象だ。 明治ホールディングスの公式サイトなどで調べてみると、東南アジアではこれまで、タイやベトナムを中心に商品を投入していることがわかる。 江崎グリコや森永乳業は10年近く前にシンガポールに地域統括会社を設立しており、明治の今回の発表には出遅れ感がある(むしろ、まだ地域統括会社がなかったことに意外な感じがした)。 さらに、東南アジアには、明治ホールディングスにとって、日本の競合だけでなく、欧米ブランド、現地のブランドも多い。 日本では「チョコレートは明治」のCMで強いブランドイメージを持つ明治ホールディングス、東南アジアでの今後の展開に期待したい。 2月10日の発表: 海外子会社(特定子会社)設立のお知らせ 子会社設立の目的 「2026 中期経営計画」において、食品セグメントの海外事業拡大を最重要課題に設定しています。 特にアジア・パシフィックエリア(APAC エリア)は、長年にわたる菓子や乳製品などの幅広い展開を通じて meiji ブランドの認知率が高く、今後の経済成長を含め、潜在的な事業成長余地が大きいエリアと位置付けております。  この APAC エリアでの高い事業成長を実現するため、エリア統括会社である Meiji Food Asia Pacific Pte. Ltd. (MFA 社)を新たに設立し、より現地のニーズに即した価値提供を実現できるバリューチェーンの構築やマネジメント体制への進化を図ってまいります。 設立する会社の概要 名 称:Meiji Food Asia Pacific Pte. Ltd.  所在地:シンガポール共和国 設立年月:2025 年 2 月 資本金:31 百万 USD (約 46.5 億円) ※1USD=150 円にて換算 出資比率:株式会社 明治 100% 事業内容:APAC エリア内の事業会...