PE大手の米KKR、マレーシアの医療会社アビセナに出資
PE大手の米KKR、マレーシアの医療会社アビセナに出資
東南アジア株式新聞 2026年9月4日
米国の大手プライベート・エクイティ(PE)投資会社 KKR がマレーシアの医療会社アビせナに
出資した。
出資額・出資比率など詳細は非公表。
KKRは東南アジアの大手病院チェーンに出資してきており、その一環と見られる。
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| Avisena Healthcare の発表資料より |
KKR の9月3日の発表:
KKR Invests in Malaysian Healthcare Platform Avisena Healthcare
世界有数の投資会社であるKKRと、マレーシアの医療サービスプロバイダーであるAvisena Healthcareは本日、
KKRが運用するファンドがAvisenaへの少数株投資に関する最終契約を締結したことを発表しました。
この投資は、Avisenaの次なる成長段階を支援するもので、
シャーアラムにあるAvisenaの旗艦病院における多診療科サービスの拡充、および
クランバレー地域における新規病院の建設などが含まれます。
アビセナは、1996年に設立
クアラルンプール近郊のシャーアラムおよびクランバレー地域において、
Avisena Specialist HospitalとAvisena Specialist Hospital 2を運営している。
発表によると、すでに新規病院の建設計画があるようだ。
アビセナ・ヘルスケアのグループ最高経営責任者、エリナ・ナディア・オマール氏のコメント:
「KKRの地域医療に関する専門知識と幅広い経験は、私たちの事業拡大、臨床サービスの強化、
そしてより多くの患者への質の高いケアの提供を支えてくれると確信しています。
この戦略的パートナーシップはアビセナにとって重要な節目であり、私たちは強固な基盤の上に、
今後さらに大きなインパクトを生み出していくことを楽しみにしています」
発表文には以下の記載もある。
KKRは2004年以来、世界のヘルスケアエコシステム全体に200億米ドル以上を投資し、ヘルスケア企業と協力
して臨床能力、テクノロジー、インフラへの投資を支援し、質の高い医療へのアクセス拡大に取り組んで
きました。
アジア太平洋地域におけるKKRのヘルスケアポートフォリオには、
ベトナムのメディカルサイゴングループ、フィリピンのメトロパシフィックホスピタルホールディングス、
そしてインド、日本、中国のヘルスケア企業への投資が含まれます。
マレーシアでは、OMSグループ、ウエストスターアビエーション、テイラーズスクールズへの投資実績があり、
創業者や経営陣と緊密に連携し、付加価値の高い戦略的パートナーとして貢献するというKKRのアプローチを
反映しています。
KKRは東南アジアの病院グループへの投資が多い
The Edge Malaysia の9月4日の記事(ロイター電を下敷きにした記事):
KKR buys stake in Malaysia's Avisena in healthcare push
(前略)
ロイターは8月、KKRがアビセナの株式約20~25%を3億~4億リンギットで取得する優先交渉権者に浮上した
と報じていた。
KKRのウェブサイトによると、同社のアジア太平洋地域におけるヘルスケアポートフォリオには、
ベトナムのメディカルサイゴングループ、フィリピンのメトロパシフィック病院、日本のトプコンなどが
含まれる。
KKR の狙いは、アジアの医療ビジネスを集約して相乗効果を上げることだという見方が多い、
資材調達の共同化、デジタル化などで経営効率を上げ、それぞれの企業価値を上げることを
目指していると見られる。
Medical Saigon Group(MSG)は、ベトナムで最大規模の医療・病院グループ。
Metro Pacific Health(MPH)は、フィリピン最大の民間病院グループ(ネットワーク)。
マレーシアには、IHIヘルスケアという大規模病院グループ(上場企業)があるが、
アビセナは女性と小児科に強い、専門性の高い病院グループという位置づけだ。
トプコンは、眼科用医療機器などの精密光学機器メーカーで、少し事情が違う。。
米投資ファンドのKKRとJICキャピタルが主導するMBO(経営陣参加の買収)により、
2025年12月2日付で上場廃止となった。
KKRが出資する東南アジアの病院群は、トプコンにとっては世界市場への窓口のような感じだろうか。


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