タイのPTTグローバル・ケミカル(GC)とSCGケミカルズ(SCGC)、オレフィン事業を統合

 

タイのPTTグローバル・ケミカル(GC)とSCGケミカルズ(SCGC)、オレフィン事業を統合

東南アジア株式新聞 2026年10月30日


タイ政府系PTTの化学会社とサイアム・セメント系の化学会社による大型提携。

タイの石油化学産業の国際競争力を高めるのが狙いだ。




   

向かって左から、Narongsak Jivakanun, chief executive officer of GC、

Sakchai Patiparnpreechavud, chief executive officer and president of SCG Chemicals


GCの10月29日の発表:

GC and SCGC Partners to Elevate Thailand’s Petrochemical Industry into a Regional Hub

PTTグローバル・ケミカル(GC)とSCGケミカルズ(SCGC)は、

タイの石油化学産業の国際的な競争力を強化するため、両社のタイにおける

オレフィンおよびポリオレフィン事業を統合する計画を発表した。

この提携により、両社がそれぞれ強みとする製造能力、原料の柔軟性、

高付加価値製品の開発力、技術・イノベーション、そして

グローバルな顧客・市場ネットワークが結集されることになる。

その目的は、より大規模かつ強固な事業を構築し、タイ国内の下流産業の成長を支える

とともに、業界の長期的な強靭性(レジリエンス)を高めることにある。


  • 新たに設立される合弁会社は、年間約710万トンのオレフィン生産能力を持ち、

ポリオレフィン生産能力においては世界トップ10に入る規模に。

  • この提携により、年間約1億5000万〜2億米ドルのシナジー効果が見込まれ、

約3年をかけて段階的にその効果が全面的に実現される予定だ。

  • 合弁会社は、GCが56%、SCGCが44%の持分を保有する。

両社は今後、必要な手続きを進め、2026年12月に株主の承認を得る予定。

その後、2027年前半にかけて、関係規制当局からの承認取得などを行い、

2027年後半に合弁会社が設立される見込み。

  • 2社が強みを結集し、タイの石油化学産業に新たな競争優位性を創出する。

GCは、ナフサ、LPG、プロパン、エタンといった多様な原料を

組み合わせ、管理する専門的な知見と強みを持つ。

SCGCは、高付加価値(HVA)製品、技術、イノベーションの分野に

強みを持ち、製品の研究開発においても専門的な知見を有する。

両社の強みを融合させることで、高付加価値製品の開発や顧客基盤の

拡大に向けた機会が広がる。自動車、太陽エネルギー、建設資材、

特殊産業製品といった成長が見込まれる分野に向けて、

新たなソリューションを提供する。

  • 別の重要な利点は、タイの主要な石油化学工業拠点である

ラヨーン県マプタプットにて、両社の製造施設が近接していることだ。

  • 原料や生産プロセスの管理がより効率化されるほか、原料パイプライン、

ユーティリティ、生産支援システムといったインフラを共同利用できる。























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