企業研究|ビングループ(Vingroup JSC、HOSE:VIC)【更新】
企業研究|ビングループ(Vingroup JSC、HOSE:VIC)
ベトナム最大の民間企業グループ(財閥)
ファム・ニャット・ブオン(Pham Nhat Vuong)氏がウクライナで起業
2000年代初頭に、ベトナムでリゾート開発の「Vinpearl」と不動産開発の「Vincom」
を設立
2012年、VincomとVinpearlが合併し、現在の「ビングループ(Vingroup)」に
2017年: 自動車メーカー「ビンファスト(VinFast)」を設立
不動産開発を収益の柱としつつ、製造・テクノロジー部門への投資を加速
株価は⬇️
https://vingroup.net/en/investor-relations

ビンファストの店舗(2025年12月ホーチミンシティで撮影)
東南アジア株式新聞 2026年4月22日
ビンファスト、2027年に黒字化へ
CNAの4月22日の記事(ハノイ発ロイター電):
Vietnam's Vingroup chairman says EV unit VinFast to break even in 2027 - CNA
ベトナムの電気自動車メーカー、ビンファストは来年黒字化する見込みだと、親会社である
ビングループの会長が水曜日に述べ、今月初めのロイターの報道を裏付けた。
ビングループの資料によると、ビンファストは今年30万台の電気自動車を納入する予定で、
そのうち3分の2は国内市場向けとなる。
2025年度、大幅な増収増益
2025年
日本経済新聞の2025年4月25日の記事:
ビンファスト24年12月期、赤字4200億円 EV拡大も収益悪化 - 日本経済新聞
東南アジア株式新聞 2024年5月5日
電気自動車(EV)が、供給過剰で値下げ競争期に入りつつあるようだ。
中国メーカーの低価格モデルの投入や米テスラが低価格モデルから徹底するのではというニュースが相次いでいる。
東南アジアでは、ベトナムのビンファスト(Vinfast)がEVメーカーの代表選手だ。
だが、あまり芳しくないニュースをよく聞くようになった。
4月26日付けの日本経済新聞の記事:
ベトナム、ビンファストCEO「自社に1500億円寄付」
ベトナム、ビンファストCEO「自社に1500億円寄付」 - 日本経済新聞
「ベトナムの電気自動車(EV)メーカーであるビンファストのファム・ニャット・ブオン
最高経営責任者(CEO)は25日、同社に個人資産で10億ドル(約1550億円)を寄付すると
明らかにした。ビンファストは先行投資がかさんで資金流出が続く。
創業者の資産で苦しい経営環境を支える。」
ビンファスト株価(NASDAQ:VFS)は、2023年8月の上場時には急騰した後、急落し、現在までさえない。
ビンファストはNASDAQ株だから東南アジア株とは違うだろうと思う人もいるかもしれない。
実は、ビンファスト株の公開部分は一部であり、今でも62%を親会社のビングループ持ち株会社 Vingroup JSC (HOSE:VIC)が持っている。
ビンファストの株価はビングループの株価に大きな影響を与えている。
ホーチミン証券取引所のビングループ株も、ビンファスト株とほぼ同じ動きをしている。
3月14日の日本経済新聞の記事:
ベトナム・ビンファストの会長「EV販売10万台目指す」
ベトナム・ビンファストの会長「EV販売10万台目指す」 - 日本経済新聞
「ベトナムの国産車メーカーのビンファストがこのほど発表した2023年1〜12月期の連結決算は57兆ドン(約3500億円)の最終赤字だった。決算説明会でレ・ティ・トゥ・トゥイ会長は2024年の電気自動車(EV)販売目標を前年比3倍近い10万台と宣言し、「米国ではディーラーとの契約を進め、24年末までに130カ所の販売網を構築できる」と話した。」
ビンファストはベトナム国内では着実に新車販売台数のシェアを拡大している。
しかし、国外では熾烈な競争にさらされ、巨額の投資を怠れない。
そのため、冒頭の、CEOが自社に寄付というニュースになったわけだ。
CEOからの寄付という変わった資金調達は、ビングループはベトナムの巨大財閥ではあるものの、ビンファストに投資を集中し続けるのは限界があることを示している。
東南アジア/ASEAN諸国では EV普及の速度はけっして速くはない。
KLで見る限り、たまにテスラやBYDの展示会を見るが、道路にいるのはほとんどガソリン車とハイブリッド車だ。
とはいえ、人口1億人のベトナムをホーム市場としているのは強み。目論見通り米国である程度存在感を示せるようになれば、(親会社も含めて)株価の回復も期待できるだろう。
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