東南アジアの代表的な株価指数(2024年版)

東南アジアの代表的な株価指数(2024年版)

東南アジア株式新聞 2024年3月9日/6月16日


東南アジアの代表的な株式指数を紹介します。

  • シンガポールのSTI
  • マレーシアのKLCI
  • インドネシアのIDX総合
  • タイのSET
  • ベトナムのVN
  • 香港のHang Seng


シンガポールのSTI

  • ストレーツ・タイムズ指数 (STI)

  • 構成銘柄: シンガポール証券取引所に上場する30銘柄

  • 時価総額: 約3,200億シンガポールドル (約27兆円)

  • 金融、不動産、海運など、シンガポール経済を代表する企業で構成


マレーシアのKLCI

  • FTSEブルサマレーシアKLCI指数 (KLCI)

  • 構成銘柄: マレーシア証券取引所に上場する30銘柄

  • 時価総額: 約1.8兆リンギット (約54兆円)

  • 金融、プランテーション、製造業など、マレーシア経済を代表する企業で構成


インドネシアのIDX総合

  • ジャカルタ総合指数 (IDX Composite)

  • 構成銘柄: ジャカルタ証券取引所に上場する504銘柄

  • 時価総額: 約9,000兆ルピア (約80兆円)

  • 金融、資源、消費財など、インドネシア経済を代表する企業で構成


タイのSET

  • SET指数

  • 構成銘柄: タイ証券取引所に上場する50銘柄

  • 時価総額: 約17兆バーツ (約60兆円)

  • 金融、エネルギー、通信など、タイ経済を代表する企業で構成


ベトナムのVN

  • VN指数

  • 構成銘柄: ホーチミン証券取引所に上場する30銘柄

  • 時価総額: 約4,000兆ドン (約20兆円)

  • 金融、消費財、不動産など、ベトナム経済を代表する企業で構成

補足

  • 上記の指数はいずれも、各国の株式市場全体の動向を示す指標として広く利用されています。

  • これらの指数は、時価総額加重平均型指数です。

  • 指数の構成銘柄は定期的に見直されます。



6月16日追記

香港のHang Seng

ハンセン指数は、時価総額や出来高などを基準に選定された40銘柄で構成されています。構成銘柄は定期的に見直されます。

2024年6月16日現在、ハンセン指数構成銘柄のうち、約4割が大陸中国企業となっています。具体的には、以下の通りです。

  • H株: 中国本土企業が香港証券取引所に発行する株式。ハンセン指数構成銘柄の約3割を占めます。

  • レッドチップ: 中国政府系資本を主とする企業が香港証券取引所に上場している株式。H株に含まれます。

  • 中国本土企業の香港重複上場: 近年増加しており、ハンセン指数構成銘柄の約1割を占めています。

ハンセン指数は香港市場全体の動向を反映する指数ですが、近年は中国大陸企業の影響力が増大していると言えます。

2024年6月16日 16時8分30秒(GMT+8)現在、香港ハンセン指数の時価総額は約33兆香港ドル(約4兆3千億米ドル)です。

香港ハンセン指数の時価総額は、構成銘柄の株価や発行枚数によって変動します。近年は、中国企業の台頭により、時価総額が拡大傾向にあります。

さて、香港株は今や東南アジア株というより、中国株を上海株とともに代表している印象が強くなっています。

東南アジアの投資家にとってはシンガポールと並び、身近な大規模証券市場です。

たとえば、マレーシアで証券投資口座を開くと、マレーシア株の他、米国株、シンガポール株、香港株の口座がデフォルトでついてくることが多いです。

ハンセン指数の関連記事:

中国本土の影響強まる香港株式市場

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