NTTデータ、住商など、海底通信ケーブル建設へ、日本 ー マレーシア・シンガポール間で
NTTデータ、住商など、海底通信ケーブルを建設・運営へ
日本 ー マレーシア・シンガポール間で
東南アジア株式新聞 2026年1月15日
NTTデータグループのNTTリミテッド・ジャパン、住友商事、JA三井リースは、
日本とマレーシア、シンガポールを繋ぐ海底通信ケーブル「I-AM Cable」を建設・運営する
プロジェクトを始動した。
日本と東南アジアの間の通信需要は今後も増加傾向が続く見通し。
他にも類似ルートのケーブルの建設が進んでいる。
1月13日の発表:
日本~アジアを繋ぐ海底通信ケーブルを運営する新事業会社を設立 | NTTデータグループ
株式会社NTTデータグループのNTTリミテッド・ジャパン株式会社(NTTLJ)、住友商事株式会社、
JA三井リース株式会社の3社は、
日本とマレーシア、シンガポールを繋ぐ大規模海底通信ケーブル“I-AM Cable”を建設・運営する
Intra-Asia Marine Networks株式会社(本社:東京都千代田区、社長 佐藤 吉雄、以下「I-AM NW」)を設立します。
本プロジェクトの総事業費は1,500億円規模を見込んでおり、アジアのデジタルインフラを支える
基幹プロジェクトとして推進します。
本海底ケーブルは、アジアのデジタルインフラを支える新たな通信エコシステムを形成し、
日本全体の災害分散・地域創生・国際通信競争力の強化に貢献していきます。
I-AM Cableは、データハブとしての日本の役割を補強するため、千葉、三重、福岡の3県に
陸揚げする。
日本の陸揚局3拠点からマレーシア、シンガポールへの通信ルートを確保することで、
日本近海での自然災害に対して高い対障害性を維持するとともに、
波長選択スイッチ(Wavelength Selective Switch, WSS)機能を用いて各ルートの
通信波長帯域を遠隔から変更し、通信トラフィックの需要の変化に柔軟に対応できる。
最新のSDM(Space Division Multiplexing)技術を採用し、
1本あたり最大16ファイバーペア(32芯)を収容可能。
総設計容量は約320テラビット毎秒(Tbps)。
総延長距離は、約8,100km。
2029年初頭の運用開始を予定。
![]() |
| I-AM Cable(発表資料より) |
同地域でソフトバンク、メタなどの海底ケーブル「Candle」建設計画も進行中
ソフトバンクの2025年9月22日の発表:
日本とシンガポールを結ぶ国際海底ケーブル「Candle」の建設に合意
ソフトバンク株式会社は、Meta Platforms, Inc.、株式会社アイ・ピー・エス(IPS)、
TM Technology Services Sdn. Bhd.および PT XLSmart Telecom Sejahtera Tbkと、
日本とシンガポールを結ぶ国際海底ケーブル「Candle(キャンドル)」の建設に合意し、
日本電気株式会社(NEC)とシステム供給契約を締結しましたのでお知らせします。
Candleは、日本、台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシアおよびシンガポールを結ぶ
総延長約8,000kmの光海底ケーブル
2028年の運用開始を予定
これまで光海底ケーブルのシステムは多くても16~20ファイバーペアでしたが、
今回24ファイバーペアを採用することで、さらなる大容量・低遅延の通信インフラを構築
Candleの日本の陸揚げ局は、千葉県南房総市に所在する「ソフトバンク丸山国際中継所」
![]() |
| Candle(発表資料より) |
ソフトバンクが参加している既設の国際海底ケーブルである「JUPITER」や「ADC」、
現在建設中の「E2A」とCandleを組み合わせることで、日本を起点とした国際通信インフラの
多様化・冗長化を推進し、ネットワークの安定性・拡張性を強化する。
JUPITERは、日本、米国およびフィリピンをつなぐ総延長約14,000kmの光海底ケーブル
システム。ソフトバンク、NTTコミュニケーションズ、PCCW Global、PLDT、Facebook、
Amazonの6社共同のプロジェクト。
Asia Direct Cable(ADC)は、中国、日本、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムを結んでいる。アジア太平洋地域の8社共同プロジェクト。
E2Aは、日本、台湾、韓国および米国を結ぶ光海底ケーブル(建設中)。
日本 ‐ 東南アジア間、すでに数ルートの海底通信ケーブルが稼働中
日本と東南アジアを結んで、現在稼働している主な海底通信ケーブル:


コメント
コメントを投稿