タイのCPアクストラ、マレーシアの「Village Grocer」運営会社を買収へ
CPアクストラ、マレーシアの「Village Grocer」運営会社を買収へ
タイの流通大手 CPアクストラ(CP AXTRA Public Company Limited、SET:CPAXT)は、
マレーシアで、スーパーマーケット「Village Grocer」などを運営するThe Food Purveyor Sdn. Bhd. を
買収する。
CPアクストラにとっては、2020年の Tesco を買収(現在のロータス「Lotus's」)に次ぐ
マレーシアでのプレゼンス拡大だ。
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| CPアクストラ株の1年間(SET公式サイトより) |
CPアクストラの3月4日の発表:
ロータス・マレーシア、The Food Purveyor 買収を提案、マレーシア小売グループを拡大
Makro-Lotus’sを運営するCP Axtra Public Company Limited(CPAXT)の子会社である
Lotuss Stores (Malaysia) Sdn. Bhd.は、Village Grocer、B.I.G.、BSC Fine Foods、OTK、The Food Merchantの
ブランドで合計50店舗を展開する大手高級スーパーマーケット小売企業であるThe Food Purveyor Sdn. Bhd.の
株式を取得する契約を締結しました。
本取引の総投資額は16億6,000万マレーシアリンギ(約134億8,300万バーツ)、The Food Purveyor Sdn. Bhdの発行済払込株式資本の100%に相当します。
CPAXTの財務状況に重大な影響を与えることはありません。
本買収提案は、当社が有望な国際市場への戦略的投資拡大に強くコミットしていることを反映しています。
買収は、関係規制当局の承認を条件として、2026年第4四半期中に完了する予定だ。
CP AXTRA は、以下のような投資のメリットを挙げている。
戦略的市場であるマレーシアへの(タイの)小売事業の進出を支援する。
The Food Purveyorの50店舗ネットワークを通じて、プレミアム顧客層への進出を図る。
マレーシア国内のLotus'sの70店舗と合わせ、CP AXTRAは同国で合計120店舗となる。
都市部・高所得者層の地域といった優良立地への進出、高購買力の顧客層へアクセス強化する。
Lotus'sはそれぞれの強みと専門知識を活用し、大規模スーパーマーケットとハイパーマーケット
のネットワーク管理における幅広い能力を提供し、プレミアム小売のThe Food Purveyorは、
あらゆる購買力層における成長の可能性を高める。
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| CPアクストラ発表資料より |
CPアクストラの概要
正式名称: CP Axtra Public Company Limited
主な事業:
卸売事業 (B2B): 「Makro」ブランドでの会員制キャッシュ・アンド・キャリー
(現金払い・持ち帰り方式)の運営。
小売事業 (B2C): 「Lotus's」ブランドでのハイパーマーケット、スーパーマーケットの運営。
主要株主: CP ALL Public Company Limited(セブン-イレブンを運営するCPグループ企業)が筆頭株主。
拠点: タイ国内を中心に、マレーシア、カンボジア、ミャンマー、中国などでも事業を展開。
歴史:
1988年 サイアム・マクロ設立。CPグループとオランダのSHVホールディングスの合弁として設立。
1989年 タイ第1号店となる「Makro Ladprao」をバンコクにオープン。
1994年 タイ証券取引所(SET)に上場(旧証券コード:MAKRO)。
2013年 CPグループ(CP ALL)が、SHVからマクロの全株式を買い戻し、経営権を掌握。
2020年 CPグループが英国テスコから「テスコ・ロータス(現:Lotus's)」を約1兆円で再買収。
2021年 サイアム・マクロが、CPグループからLotus'sの事業を譲り受ける形で統合。
2023年 社名を「サイアム・マクロ」からCP Axtra Public Company Limitedに変更。
2024年 10月に子会社のLotus's(Ek-Chai Distribution)と完全合併。


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