プラボウォ大統領、日本を公式訪問、経済・エネ・安保などで協力強化

 

プラボウォ大統領、日本を公式訪問、経済・エネ・安保などで協力強化

東南アジア株式新聞 2026年3月31日


インドネシアのプラボウォ大統領が3月29〜31日、日本を公式訪問した。


30日には、皇居で天皇陛下と謁見したほか、日本貿易振興機構(JETRO)などが開催したビジネスフォーラムに出席した。

31日、首脳会談があった。

両国は経済、エネルギー、安全保障など多面的な協力を強化することで合意した。


      
大統領の訪日、国営アンタラ通信は多数の記事を配信した(アンタラ通信のサイトより)
国営アンタラ通信は多数の記事を配信した(アンタラ通信のサイトより)


ビジネスフォーラムで日本企業に投資を呼びかけ、10件の企業間覚書226億ドル


アンタラ通信の3月30日の記事:

プラボウォ大統領、日本の投資家のインドネシアへの投資拡大を呼びかけ

インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は、経済関係の強化と外国投資の誘致を目指し、

日本の企業関係者に対しインドネシアへの投資拡大を呼びかけた。

大統領が月曜日に東京で開催されたインドネシア・日本ビジネスフォーラムで述べた。

大統領府の声明によると、大統領は「インドネシアは開かれた経済です。私たちは貿易に依存し、

緊密な経済パートナーシップに依存しています。だからこそ、私たちの外交政策は非同盟なのです」と述べた。


フォーラムにおいて大統領が強調押したこと:

  • インドネシアの非同盟原則によって、世界的な地政学的変動の中で特定の陣営に縛られる

ことなく、様々な国と良好な関係を維持できると説明した。

  • 「我々の哲学は、『友は千人でも少なすぎるが、敵は一人でも多すぎる』というものだ」

と大統領は強調した。

  • インドネシア政府は、工業化と天然資源の付加価値向上を通じた経済変革を推進するとともに、

再生可能エネルギー、電気自動車、製造業、デジタル経済の発展を加速させている。

  • 大統領は、これらの施策を通じて、インドネシアと日本の経済連携が強化され、

相互利益がもたらされることを期待するとともに、日本のビジネスリーダーに対し、

インドネシアへの投資機会を積極的に活用するよう呼びかけた。


アンタラ通信の3月31日の記事:

大統領立ち会いの下、インドネシア日本間226億米ドル規模の企業間ディール

インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は、月曜日に東京で開催された日インドネシアビジネスフォーラム

において、インドネシアと日本の企業間で締結された総額226億米ドル相当の10件の覚書(MOU)および協定の

発表に立ち会った。


発表された覚書の一覧は以下のとおり。

  1. インドネシア商工会議所(Kadin Indonesia)と日本商工会議所間の貿易、商業、投資における

協力に関する覚書(MOU)

  1. インドネシア国営石油・ガス会社プルタミナと日本の探査・生産会社INPEX間の、

インドネシア・マセラ鉱区アバディガス田開発に関する戦略的協力

  1. PTプルタミナ・フル・エネルギとINPEX間の、インドネシアおよび東南アジアにおける

石油・ガス上流部門の潜在的なパートナーシップ機会に関する覚書(MOU)

  1. PTエブロ・テクノロジー・インドネシアと林金属株式会社間の、インドネシアと日本における

半導体エコシステムの開発、電子チップの設計・製造、および人工知能に関する覚書(MOU)

  1. PTシュプリーム・エナジー・ラジャバサとINPEX間の、ラジャバサ地熱発電所プロジェクト

実現に向けた調査に関する覚書(MOU)

  1. SMBCインドネシアとインドネシア国営質屋運営会社ペガダイアン間の、

インドネシアの金エコシステムと金融包摂への貢献に関する覚書(MOU)

  1. PT Nose Herbal Indoと2Way Worldによるインドネシア・日本戦略的美容パートナーシップに

関する覚書

  1. インドネシア政府系ファンドであるDanantara、Mandiri Investment Management、

SMBC Aviation CapitalによるMandiri航空リースファンドに関する覚書

  1. 日本貿易振興機構(JETRO)とDanantara間の協力関係強化に関する覚書




アンタラ通信の3月31日の記事:

大統領、天皇と政治抜きで歓談

インドネシアのスギオノ外相によると、プラボウォ・スビアント大統領と天皇陛下は3月30日(月)、

東京の皇居で会談したが、政治問題には触れなかった。

同外相は、会談ではインドネシアと日本が戦略的パートナーとして長年築いてきた関係を祝うことに重点が

置かれたと述べた。

「周知の通り、天皇陛下は日本の国家の象徴です。そのため、会談は政治問題に終始せず、

二国間関係と国民間の交流が強調されました」と、スギオノ外相は火曜日にジャカルタで発表した声明の中で

述べた。

スギオノ外相は、プラボウォ大統領と天皇陛下が約20分間、国民交流について会談し、

天皇陛下は日本在住のインドネシア国民への適切な待遇を希望されたと述べた。





アンタラ通信の3月31日の記事:

インドネシアと日本、多面的な協力関係の強化で合意

インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領と日本の高市早苗首相は、火曜日に東京の赤坂離宮で

行われた二国間会談で、両国関係の深化で合意した。

会談後の記者会見で、プラボウォ大統領は、経済、エネルギー、安全保障といった戦略的分野における協力に

ついて協議が行われ、両国間のパートナーシップの拡大が表明されたと述べた。


主なインドネシア側の協力提案:

  • インドネシアは重要鉱物資源、レアアースの開発、資源下流政策に沿った産業化イニシアチブ

などについて、日本からの国家経済支援を引き続き歓迎する。

  • インドネシアは、再生可能エネルギーと原子力によるエネルギー転換に向けた協力関係の

構築を日本に要請した。

  • インドネシアで長年事業を展開している日本企業を巻き込むことで、

アジアゼロエミッション共同体構想を強化する。

  • 日本のINPEXが投資している、インドネシアのマルク州マセラ鉱区ガスプロジェクトについて、

インドネシア政府は今後も推進していく。

  • 教育、観光、人的交流プログラムなど、あらゆる分野における協力・連携を日本に要請。






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