マニラ訪問記(2026年3月20〜25日)2:高級ビジネス街と「悪徳の街」
マニラ訪問記(2026年3月20〜25日)2:高級ビジネス街と「悪徳の街」
東南アジア株式新聞 2026年3月26日
私のマニラ旅行の目的は、高級ビジネス街を見てみることと、若干の観光だった。
今回はその話をする。
メトロ・マニラ(マニラ首都圏)はなかなか興味深い大都市だ。
2つの高級ビジネス街ーーマカティのアヤラ地区、BGC
今回のマニラ訪問の目的の1つは、安全なビジネス街と言われる2つのエリア(マカティの一部とBGC)の観察だった。
1つ目の目的地は、ニノイ・アキノ空港の北東に位置する、マカティ・シティの南部の広大なエリア「アヤラ・センター」。
大型ショッピングモールの集合体であるアヤラ・モールズ(それぞれ隣接のモールと接続しており、迷路のよう)の周囲に、オフィス、高級ホテル、コンドミニアムが多数ある。
もう1つのBGC(ボニファシオ・グローバルシティ)は、マカティの東に位置する、碁盤の目状に作られたビジネス都市だ。
こちらは街全体がほとんど、高級ショッピングセンター、オフィス、コンドミニアムで構成されている。
その一角に、三越BGCがある。日本の「百貨店」とは別の何かだが、地下のフードコートで「天丼てんや」を見つけ、思わず昼食にした。
アヤラ・センターとBGCは、シンガポールやバンコク中心部に匹敵する、よくできた商業・居住エリアだ。
マニラの他のエリアでよく見るある種の人々(怪しげな物売り、いかにもな失業者、物乞い、など)がいないため、安全な感じや清潔感がある。
両エリアとも、歩道が広く、ちゃんと機能している信号が多い。
(KLより涼しいため、朝夕にはジョギングする人も多く見かけた。)
だが、勤務地として良いか、と言うと、少し欠点もある。
エリアと外をつなぐ公共交通がほとんどないため、車がないと遠くから通勤できない。
例外は、比較的新しいモール「ワン・アヤラ」が、MRT駅直結で、地上階にバスターミナルを持つこと。
勤務先がアヤラのモール地帯から直結地なら、他のMRT駅付近や路線バスの通り道に住居を探す手はある。
一方、BGCには電車がない(勤務先の近くに住むか、車で通うしかない)。
あまり危険を感じなかった「悪徳の街」
今回はずっとマカティ・シティ北部の中級ホテルに宿泊した。
シティの南北をつなぐ主要道路であるマカティ・アベニュー沿いだが、周囲はアヤラ地区とは趣がかなり違う。
その道路をはさんで東側へ少し歩くと、ブルゴス・ストリートがある。
バーやマッサージ店が並ぶネオン街、「悪徳の街」だ。
バーは外から内部が見える店と、ドアマンが立っている閉じた店がある。
私は、オープンなタイプのバーで、サンミゲル・ビールを飲みながら晩飯にすることが多かった。
屋外の席ならタバコを吸えるからだ。
周囲を見ると年配の白人男性が多くいた。
(私と同じ単独客ばかり、リタイア後の生活だろうか。
その街の中に教会があり、『ブラック・ラグーン』のロアナプラの雰囲気を味わった。)
毎晩歩いたが、あまり危険を感じることはなかった。
クローズドタイプのバーで呼び込みに合うのは辟易したが。
もう1つの「悪徳の街」にも行ってみた。
ニノイ・アキノ空港の周囲に、カジノ付きIR(統合型リゾート)が4件ある。
そのうちの1つ、「オカダ・マニラ」を訪れた。
パチスロ機器のユニバーサルエンターテインメント創業者、岡田和生氏の「オカダ」だ。
オカダ・マニラでは、大型高級ホテルの地上階に広大なカジノ・スペースが広がっている。
外の施設としては大きな池(夜に噴水ショー)があり、池に沿ってショッピング・モールが配置されている。
少し驚いたのは、シンガポールIRなどと比べたときの、ゆるさだ。
なんのチェックもなく、カジノ場へ入れた。シンガポールIRなら入るごとにID(外国人はパスポート)を調べられる。
また、スロット席で喫煙可能だった。10年以上前にシンガポールやマカオではカジノ場は禁煙になった(カジノ場そばに喫煙室がある方式)と記憶している。
客層はアジア人がほとんど。東南アジア系やインド人に見える人も多い。
中国・中華系だけでなく日本語・韓国語も聞こえた。
おまけとして、まともな観光話も少し。
マニラ中心部のスペイン統治時代の城塞「イントラムロス」にも行ってみた。
アヤラ駅からMRTで空港近くまで行き、南北のLRTに乗り換えて、United Nations駅まで行った。
そこでGoogleマップを見ると、サンチャゴ要塞まで徒歩30分。迷わずGrabを呼んだ。
サンチャゴ要塞やマニラ大聖堂を見て歩いた。
コロニアル様式の建物に入っているスターバックスで休憩。
なかなか良い観光地だ。





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