インドネシア ‐ マレーシア首脳会談(2025年1月9日)
東南アジア株式新聞 2025年1月9日
インドネシア ‐ マレーシア首脳会談、関係強化など非公開で協議
インドネシアのプラボウォ大統領が1月9日、クアラルンプールを訪問した。
報道によれば、ジャカルタの空軍基地を現地午前7時に出発し、クアラルンプール国際空港(KLIA)に現地午前10時に到着した。
同大統領の臨国マレーシアへの公式訪問第1回となった。
昼食会を挟んで、両首脳は多様な問題について意見交換した。
夕方、プラボウォ大統領は帰国の途についた。
と言っても、アンワル氏とプラボウォ氏は、政治的な社交辞令を抜きにして、お互いの家を訪問し合うほどの長年の友人である。
両首脳は、非公式な意見交換などはいくらでもしているだろう。
この日の午後5時、日本の石破首相がKLIAに到着した。
日本の代表団はマレーシアの後、インドネシアへ向かう予定。
なんだか、日本の首相に合う前にインドネシア・マレーシアの首脳が口裏合わせをしたように見える、と言うと飛躍し過ぎだろうか。
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アンワル首相のX投稿 |
「本日、私は、カウンターパートであるインドネシアのプラボウォ・スビアント大統領と、二国間関係の強化に向けた取り組みを中心に非公開の協議を行いました」(アンワル首相のX投稿より)
インドネシア国営アンタラ通信 1月9日 クアラルンプールの正午頃:
プラボウォ、木曜日のマレーシア訪問中にアンワル・イブラヒムと会談
Prabowo to meet Anwar Ibrahim during Malaysia visit on Thursday - ANTARA News
マレーシア政府は、プラボウォ・スビアント大統領が木曜日に同国への実務訪問中にマレーシアのアンワル・イブラヒム首相と会談することを確認した。
マレーシア外務省がプトラジャヤで発表した声明によると、今回の訪問はプラボウォ氏がインドネシア大統領として初めてマレーシアを訪問することになる。
両首脳は二国間関係について話し合い、インドネシアとマレーシアの関係を強化するための新たな潜在的分野での協力を探る。外務省は、アンワル氏がプラボウォ氏との昼食会も主催すると述べた。
マレーシアが2025年にASEAN議長国として新たな任務に着手するにあたり、両首脳はASEAN共同体の発展と地域協力の強化、および世界的な課題への取り組みについて意見交換するとみられる。
ほとんど同じ内容をマレーシア国営ベルナマ通信も報じた。
3時間ほど後のアンタラ通信:
プラボウォ氏、マレーシア訪問中にアンワル氏と戦略的問題について協議
Prabowo, Anwar discuss strategic issues during Malaysia visit - ANTARA News
プラボウォ・スビアント大統領とマレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、プラボウォ大統領のマレーシア・クアラルンプール訪問に合わせて、木曜日にアンワル首相が主催した昼食会で、戦略問題や二国間関係について協議した。
大統領府の声明によると、「この会談はインドネシアとマレーシアの関係の重要な象徴であり、さまざまな分野で二国間関係を強化するものだ」とのこと。
(中略)
アンワル氏は水色と銀色のバティック生地を身にまとい、プラボウォ氏はこの機会にダークブラウンのバティック生地を身にまとった。
アンワル氏は、月曜日(1月6日)のシンガポールのローレンス・ウォン首相との晩餐会を含め、クアラルンプールを訪れる国賓を何度ももてなす場所としてルマ・タンシを選んできた。
(中略)
両首脳は二国間関係について話し合い、インドネシアとマレーシアの関係を強化するための新たな潜在的分野での協力を模索する予定。
マレーシアが2025年にASEAN議長国としての新たな任務に着手するにあたり、両首脳はASEAN共同体の発展と地域協力の強化、および世界的な課題への取り組みについて意見交換したとみられる。
マレーシアもインドネシアと同様に、今回の訪問はマレーシアとインドネシアの特別な関係と、経済、社会・文化、防衛、安全保障など、さまざまな分野での両国の広範な協力関係を反映したものとみている。
同じ頃、ベルナマ通信も同じような記事を発信した。
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