タイ、大気汚染と格闘中、首都バンコクが世界の大気汚染都市ランキング4位に
東南アジア株式新聞 2025年1月25日
タイ、大気汚染と格闘中、首都バンコクが世界の大気汚染都市ランキング4位に
1月24日、微小粒子状物質(PM2.5)の測定から示された大気質指数(AQI)の都市ランキングで、バンコクが4番目に悪い都市になったことが示され、タイのメディアで大きく報じられた。
ぺートンタン首相の奮戦ぶりも報じられた。
Bangkok Post の1月24日の記事:
バンコク、世界大気汚染都市ランキングで4位に
Bangkok ranked 4th among most polluted cities worldwide
スイスに拠点を置くIQAirの最新データによると、バンコクは金曜日、大気汚染の点で世界で4番目に悪い都市にランクされました。有毒な煙霧が首都と国内の他の州に引き続き影響を及ぼしています。
Bangkok Post のX投稿 |
IQAir の最も汚染された都市のランキング・ライブ:
https://www.iqair.com/jp/world-air-quality-ranking
このサイトではライブ(1時間に1回以上更新)でランキングを表示している。
バンコクがいつも上位にいるわけではない。
バンコク時間の25日午後3時だと、バンコクは11位だった。
ちなみに同時刻の上位は、
ウガンダのカンパラ
バングラデシュのダッカ
パキスタンのラホール
北京
インドのコルカタ
東南アジアでは、11位のバンコクが最上位だった。
13位にベトナムのハノイ
14位に同ホーチミン
20位にミャンマーのヤンゴン
23位にカンボジアのプノンペン
34位にフィリピンのマニラ
ーーがランキング上位に登場している。
上位はほとんどアジア、中東、アフリカの都市だ。
米国の都市で最上位は、ワシントンDCの33位。
日本の都市で最上位は、東京都の73位。
24日、タイの首相はダボスにいたが、スケジュールをキャンセルして大気汚染対策を閣僚に指示した、と報じられた。
Nation Thailand の1月24日の記事:
ぺートンタン首相、PM2.5汚染対策の6つの緊急対策を発表
https://www.nationthailand.com/news/policy/40045513
ぺートンタン・シナワット首相は金曜日、全国で増加しているPM2.5汚染に対処するため、当局と企業が直ちに実施すべき6つの対策を示した。
6つの対策は以下の通り。
1. 在宅勤務政策と公共交通機関の無料化
2. 人工降雨活動
3. 屋外での火災の取り締まり
4. アプリによる市民の通報
5. 建設規制の施行
6. 黒煙排出規制
Nation Thailand のX投稿 |
タイの大気汚染の原因については、野焼きや山火事、排ガス、産業活動、建設現場の粉塵などが挙げられている。
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