マレーシアのサラワク州、ボルネオ島の航空会社 MASwingを買収
東南アジア株式新聞 2024年1月14日
マレーシアのサラワク州、ボルネオ島の航空会社 MASwingを買収
昨年、マレーシアの有力銀行の一つ、アフィン銀行を買収したサラワク州が今度は航空会社を買収した。
州内に存在するエネルギー資源を武器に経済的自立性を高める挑戦を続ける同州の動向から目を離せない。
詳細は1か月以内に発表される見込みだ。
サラワクが買収した航空会社MASwingsは、同国のナショナルフラッグ、マレーシア航空(Malaysia Airlines Berhad)を中核とするマレーシア航空グループ(Malaysia Aviation Group)に属しているが、独立するのか、グループに留まるのか、などは不明だ。
The Star の1月13日の記事:
サラワク州、MASwingsの買収を完了
Sarawak completes takeover of MASwings | The Star
サラワク州はMASwings Sdn Bhdの買収を完了し、同州が独自の航空会社を持つ道が開かれたと、(称号
タン・スリ)アバン・ジョハリ首相が明らかにした。
「MASwings beres(MASwingsは解決した)。これは、我々がMASwingsを買収したことを意味する」と首相は月曜日(1月13日)に述べた。
首相就任8周年を記念した特別演説の後、記者団に語った。
(中略)
同首相は、買収の調印式は1か月以内に、おそらくクチンで行われるだろうと述べた。
航空会社の新名称について尋ねられると、同首相は調印式後に発表すると答えた。
(中略)
アバン・ジョハリ氏は特別演説で、MASwingsの買収によりサラワク州はASEANへの玄関口となるだろうと述べた。
「航空機の収容力を増やし、サービスを強化することで、特に4~7時間の飛行圏内で国内および海外の接続性を高めることが私たちの目標です」と同氏は述べた。
これにより今後5年間で貿易、観光、投資が促進されると同氏は付け加えた。
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MASwings は2007年に発足した東マレーシア初の通勤航空会社。
ボルネオの 2 つの州(サラワク、サバ)と連邦直轄領ラブアンの国内および国内間接続を提供している。
キャッチフレーズ「MASwings – ボルネオの鼓動」。
マレーシア航空グループの子会社である MASwings は、マレーシア航空 Berhad および Firefly とも連携して、グローバルな接続性を高めている。
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