マレーシア、ジョホールの検問所でQRコード入国審査をテスト
マレーシア、ジョホールの検問所でQRコード入国審査をテスト
ジョホール ‐ シンガポール経済特区(JS-SEZ)で注目されているジョホールバル・シンガポール間の
入国審査にQRコードが導入される。
シンガポール側のMyICAはすでに実用化されている。
このほどマレーシア側でもテストが始まった。
陸上での入国専用ではあるが、ジョホールバル・シンガポール間を頻繁に行き来する人には便利になる。
Malay Mail の9月18日の記事:
マレーシア、9月22日からジョホール・シンガポール間の検問所でパスポート不要の検問を試験
マレーシアは9月22日より、国家統合出入国管理システム(NIISe)の試験運用を開始する。
これにより、マレーシア国民および一部の外国人旅行者は、パスポートなしでQRコードによる入国審査を
行うことができるようになる。
ストレーツ・タイムズ紙によると、この新システムはシンガポールを含む63の国と地域をカバーし、
まずジョホール・コーズウェイとセカンド・リンクの検問所で導入される。
試験期間は2026年2月28日までで、その間にクアラルンプール国際空港の両ターミナルに加え、
ペナン、クチン、コタキナバルを含む5つの主要空港にもシステムが拡大される予定だ。
入国管理局は、このシステムを支えるMyNIISeアプリは、1日30万人以上の旅行者が利用するジョホール州の検問所の混雑緩和に役立つと述べています。
各ユーザーが個別にスキャンする必要がある現在のMyBorderPassアプリとは異なり、MyNIISeでは、グループで1つのQRコードを使用して一括で入国審査を受けることができます。
このアプリは、出発地点での通過手続きを1つにまとめるジョホールバル・シンガポール高速鉄道システム(RTS)にも使用される予定です。
ジョホール州インフラ・運輸・通信委員会のモハマド・ファズリ・モハマド・サレ委員長は、8月に職員と選ばれた参加者を対象にアプリの内部テストを開始したと述べました。
ジョホールバル検問所では、試験運用のために27のブースが設置された。
セカンドリンクには、24のブースが設置される見通し。
試験運用中もMyBorderPassは引き続き利用可能だが、
内務省は、マレーシア国民および外国人旅行者に対し、MyNIISeへの切り替えを推奨している。
CNA の9月22日の記事:
ジョホールの陸上検問所における外国人向けQRコード入国審査の試行は、微妙なスタート
マレーシア内務省による試行初日(9月22日月曜日)は、シンガポール人をはじめとする外国人旅行者が
パスポートを提示することなくQRコードだけでジョホールの陸路検問所を通過できるという内容だったが、
微妙なスタートとなった。
「微妙な(mixed)」と言っているのは、CNAのリポーターたちが普通車とバスで入国プロセスを
実体験してみたところ、
「しかし、朝のラッシュアワーにジョホールから初めて出国する際に、アプリの使用に問題が生じました。
ブースにいた入国管理官から、システムはまだ稼働していないと告げられたのです。
月曜日の朝にアプリに表示された通知には、QRコードは車線でのみ使用できると記載されてたのにです。
内務省は以前、このシステムを月曜日から車、バイク、バスの利用者に同時に展開すると発表していました」
それでもCNAのリポーターたちは、以下のようなメリットがあると書いている。
頻繁に車で国境を越える旅行者にとって、これはパスポートに押されるスタンプの数を
減らすことにもつながる。
シンガポールでの導入状況を踏まえると、理論上は、QRコードによる入国審査によって
ジョホールの入国審査レーンの移動時間と混雑が緩和されるはずだ。
私も実際にMyNIISeアプリをスマホに入れてみた。
サインインしてプロフィール登録を進めたが、パスポートの顔写真ページをスキャンするところまで
しか行けなかった。
次の、パスポート内蔵チップの読み取りができなかったのだ。
まあ、まだテスト段階・・・・。
シンガポール側はすでにQR入管「MyICA」を導入
シンガポール入国管理庁(ICA)公式サイトに以下のページがある。
Use of QR Code for Immigration Clearance at Woodlands and Tuas Checkpoints
ウッドランズとトゥアスの検問所における入国審査にQRコードを使用
ウッドランズ(Woodlands)とトゥアス(Tuas)の検問所を経由してシンガポールに車、バイク、トラック、
またはバスで出入国する旅行者は、パスポートの代わりにQRコードを使用することで、より迅速かつ便利な
入国審査を受けることができます。
検問所到着前:
旅行者はMyICAモバイルアプリを使用してプロフィールを作成し、個人またはグループのQRコードを生成します。
このアプリは、App Store(iOS)またはGoogle Play(Android)からダウンロードできます。
検問所にて:
旅行者は、入国管理局(ICA)の車、バイク、トラック、バス、およびバスの乗客レーンで、
パスポートを提示する代わりに、生成されたQRコードをセルフスキャンすることができます。
MyICAアプリも自分のスマホに入れてみた。
こちらはスムーズにプロフィールを作成し、記録できた。
次回、ジョホールからシンガポールへ入国する際は、このアプリを使ってみようと思っている。
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| MyICAアプリ画面 |


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