レストラン企画・運営会社のフード・イノベーターズ・ホールディングス(FIH)、シンガポール証取(SGX)に上場
東南アジア株式新聞 2024年10月18日
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レストラン企画・運営会社のフード・イノベーターズ・ホールディングス(FIH)、シンガポール証取(SGX)に上場
日本のレストラン企画・運営会社、フード・イノベーターズ・ホールディングス(FIH、SGX:KYB)が10月16日、シンガポール証券取引所(SGX)のカタリスト市場に上場した。
SGXの発表文(抜粋):
Listing of Food Innovators Holdings Limited - Singapore Exchange (SGX)
推定時価総額: 2,500 万シンガポールドル
発行価格: 0.22 シンガポールドル
募集規模: 1,400 万株
公開トランシェ: 100 万株
募集トランシェ: 1,300 万株
スポンサー、発行マネージャー、引受会社、募集エージェント: PrimePartners Corporate Finance Pte. Ltd.
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FIH株の上場後3日(SGX公式アプリより) |
The Strait Times(THE BUSINESS TIMES)の10月16日の記事:
Food Innovators makes Catalist debut at $0.20, 9.1% below IPO price | The Straits Times
フード・イノベーターズがカタリストに上場、IPO価格を9.1%下回る0.20ドルで上場
日本の食品・飲料の店舗運営会社、フード・イノベーターズ・ホールディングス(FIH)は、10月16日にカタリスト市場でKYBというコードで取引を開始した。
株価は0.20ドルで始まり、IPO価格(1株当たり0.22ドル)より9.1%安かった。
午前9時4分現在、株価はさらに下落し、IPO価格より12.7%低い0.192ドルで取引され、1万ドル相当の株が約4万5000株取引された。10月16日の終値は0.21ドルだった。
(中略)
2019年に設立されたFIHは、日本、シンガポール、マレーシアでの食品小売と、日本でのレストランリースおよびサブリースという2つの主要な事業の柱を持っている。
食品小売では、FIHはレストランのコンセプトを所有および運営している。また、日本の食品コンセプトが他の市場に進出するのを支援している。
FIHは、2024年度に140万ドルの純利益を記録し、前年度340万ドルの損失から立ち直った。2024年度の収益は4,380万ドルで、10.3%増加した。
余談ながら、この記事では、以下の情報も書いている。
焼肉チェーン Yakiniku-Go とドーナツチェーン Mister Donut を運営する RE&S は、プライベートエクイティ会社 Southern Capital Group の子会社からの買収提案に同意したため、10 月 17 日に上場廃止される予定である。
SGXカタリスト:SGXメインボードが大型優良企業向けであるのに対し、カタリストは新興企業向けの株式市場。
上場の少し前には、シンガポールでの事業拡大のために同地での上場をめざしているFIHの記事も現地メディアに掲載された。
The Edge Singapore の10月10日の記事:
Food Innovators Holdings seeks Singapore IPO for regional expansion
フード・イノベーターズ・ホールディングス、地域での事業拡大をめざしてシンガポールでのIPOを目指す
シンガポール人は日本食に強い愛着を持っており、日本食は地元の料理シーンの定番となっている。ラーメンから寿司、焼き鳥まで、日本料理の多様性は豊富で、地元の熱意に合っている。この街での日本料理への親しみと評価が、日本の食品・飲料グループであるフード・イノベーターズ・ホールディングス(FIH)がシンガポール証券取引所(SGX)への上場を目指すきっかけとなった。
FIHは日本を拠点とする食品・飲料グループで、さまざまな日本食レストラン・ブランドを所有・運営している。8月19日現在、同グループは日本に12軒、シンガポールに10軒、マレーシアに4軒のレストラン、1軒のベーカリー、1軒のセントラルキッチンを所有している。シンガポールで人気の高い店には、Tendon Kohaku(天丼琥珀)や Niku Katsumata(肉勝又)などがある。
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