東南アジア株式指数の2024年7-9月期、全般的に好調
東南アジア株式新聞 2024年10月2日
東南アジア株式指数の2024年7-9月期、全般的に好調
2024年の第3四半期(7-9月)、東南アジアの主要証券取引所の代表指数は好調だった。
シンガポール STI、マレーシア KLCI、インドネシア IDX総合、タイ SET はいずれも、3か月間に数%以上上昇した。
このうち、SETは3か月間で11.5%も上昇し、IDX総合は期間中に過去最高を記録した。
年末までの主な懸念材料としては以下のものがある。
この地域の大きな貿易相手である中国・米国・日本がいずれも景気減速の可能性を持つ
特に、中国景気はわかりにくい。9月24日の景気刺激策から中国・香港株は力強く上昇している。中国経済復活は本物だろうか
10月1日にイランがイスラエル領内軍事拠点をミサイル攻撃したが、大規模な戦争に発展すると原油価格高騰など世界経済へマイナスの影響を及ぼす
※ この記事の株価はすべてその日の終値。
7月1日は3338. 57、9月末は3585.29で、7.4%上昇した。
9月23日の 3638.54は年初来の最高値だった。
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STIの1年間(SGX公式アプリより) |
7月1日は1598.20、9月30日は1648.91で、3.1%上昇した。
8月30日の1678.80は年初来の最高値だった。
3%上昇程度だと近隣諸国の市場に見劣りするが、1月2日に1453.10だったため、年初来9月末までだと13.4%上昇となっている。
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KLCIの3Q、2024(Bursa公式サイトより) |
7月1日は7139.63、9月30日は7527.93で、5.4%上昇した。
9月19日の7905.39は年初来の最高値であり、過去最高値であった。
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IDX総合の3Q、2024(IDX公式アプリより) |
7月1日は1299.35、9月30日は1448.83だったので、11.5%上昇した。
9月24日の1462.10は年初来の最高値だった。
タイの株式市場は今年前半、近隣諸国の市場に比べて見劣りしていたが、
8月18日にペートンタン首相が誕生した頃から上昇力を取り戻した。
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SETの3Q、2024(SET公式アプリより) |
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