2024年の年初来成績の良い株式市場は?

 

東南アジア株式新聞 2024年10月19日

2024年の年初来成績の良い株式市場は?


2024年は残り2カ月ちょっととなった。

10月18日までの年初来(YTD)の成績を見てみた。

世界的に景気が良い国・地域が多かったので、ほとんどの市場でYTDプラスとなった。

生成AI(人工知能)が牽引したAI・半導体ブームで関連銘柄の多い市場が大きく伸びた。

おそらく今年最後の注目点は、中国株ブームは本当に起きるのか、だ。


マレーシア株とシンガポール株は2桁成長の勢い

東南アジア主要株式市場の年初来(10月18日まで)の成績は以下の通り。

  • マレーシア KLCI:+13.15%

  • シンガポール STI:+12.34%

  • インドネシア IDX総合:+6.70%

  • タイ SET:+5.22%


KLCIとSTIは2024年を二桁成長で終えられそうな勢いを示している。


米S&P500と香港ハンセンが20%超

ちなみにほかの地域に目を向けると、同期間にもっと上昇した株式市場がある。

  • 米S&P500:+23.65%

  • 香港ハンセン:+22.04%

  • 日経平均株価:+17.10%

  • 米ダウ工業株:+14.74%

  • 上海総合:+9.63%



中国株ブームはあるのか?

中国、財政金融で景気下支えへ 7〜9月4.6%成長に減速 - 日本経済新聞

中国政府はさらに景気刺激策を打ち出すのか?

  
上海総合と香港ハンセンの年初来(2024年10月18日、Google Fonanceより)
上海総合と香港ハンセンの年初来(Google Fonanceより)

日本株は大丈夫か?

円安頼みの株高が継続中。

  
ドル円と日経平均の年初来(2024年10月18日、Google Financeより)
ドル円と日経平均の年初来(Google Financeより)


関連記事:株の期待リターンを考え直すとき? ゴールドマン・サックスの悲観予想が市場センチメントを下げた

コメント

このブログの人気の投稿

建設途上で破産したニセコ高級ホテル La Plume、アジア系資本とは

2025年 ASEAN議長国としてのマレーシア

ペイシャンス・キャピタル・グループ(Patience Capital Group)、妙高でリゾート開発を進めるシンガポールの投資会社