シンガポールのカペラホテルグループ、大阪や京都に高級ホテルを展開

 

東南アジア株式新聞 2025年4月28日

シンガポールのカペラホテルグループ、大阪や京都に高級ホテルを展開


最近、日本で外資系の高級ホテルが急速に増えている。

ヒルトンやマリオットといった有名な高級ホテルチェーンばかりでなく、今まで日本ではあまり馴染みのないブランドも進出している。


日本経済新聞の4月24日の記事:

シンガポール系高級ホテル「パティーナ大阪」、報道公開 5月1日開業 - 日本経済新聞


シンガポール系のカペラホテルグループは24日、5月1日に開業する高級ホテル「パティーナ大阪」(大阪市中央区)を報道陣に初めて公開した。大阪城エリア南の難波宮跡公園近くに立地。総客室数は221室で、平均的な50平方メートルの客室料金は1泊約8万6000円から。233平方メートルの最高級スイートルームは1泊120万円を超える。

(中略)

カペラホテルグループはアジアを中心に事業展開する。パティーナ大阪は10軒目の施設となる。日本では約90室の「カペラ京都」を2025年夏に京都市内で開業するほか、東京や北海道・ニセコへの進出も検討している。


  
パティーナ大阪 https://patinahotels.com/osaka/
パティーナ大阪 https://patinahotels.com/osaka/



「カペラ」と「パティーナ」の2ブランドを展開


カペラホテルグループの公式サイトによると、カペラホテルグループは、「カペラ(Capella)」「パティーナ(Patina)」の2ブランドで高級ホテルを展開している。


  • カペラは、京都を含めて16か所(建設中を含む)に展開している。

  • パティーナは、モルディブで営業中であルのに加え、2025年に大阪、三亜(中国・海南島)、天津で開業する。



カペラの高級ホテルとしての格を知るための参考情報として Forbes トラベルガイドを調べてみた。


Forbes トラベルガイド・スター・アワード 2025年版のホテル部門に選出されたシンガポールの5つ星ホテルは4件のみ。うち1件がカペラ・シンガポールだ。

2025 Forbes Travel Guide Star Award Winners

  • Capella Singapore

  • The Fullerton Bay Hotel Singapore

  • The Paiza Collection at Marina Bay Sands

  • Raffles Hotel Singapore



カペラは、クウィ(Kwee)ファミリーのポンティアック・グループ


公式サイトの企業情報:

About Us | Capella Hotel Group


ポンティアック・ランドの完全子会社

50年以上の実績を誇るカペラ・ホテル・グループは、非上場の高級不動産開発会社ポンティアック・ランドのホスピタリティ部門です。受賞歴のある建築家やデザイナーと協力し、ポンティアック・ランドは一等地に象徴的なホテル群を開発し、株主資本は120億米ドルを超えています。カペラは、卓越性と卓越したサービスというポンティアック・ランドと同じ価値観を共有しています。


ポンティアック・ランドは、シンガポールの富豪ファミリーの1つ、クウィ家(Kwee family)が所有する非上場の高級不動産開発・ホテル事業者だ。


中国・福建省出身のファミリーの開祖 Henry Kwee Hian Liong (郭贤良)が1961年、シンガポールにポンティアック・ランド・グループ(PLG)を設立した。




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