プノンペン訪問記(2026年6月)

 

プノンペン訪問記(2026年6月)

東南アジア株式新聞 2026年6月22日


6月18日〜21日の日程でカンボジアの首都プノンペンを訪問した。

昨年7月以来の同地だったが、新空港のテチョ国際空港を初めて利用した。

燃料費高騰の影響は、この短期旅行に限っては、予想していたほどひどくなかった。

街の発展は郊外へ進展中、特に新空港までの道路の両サイドは開発(予定)ラッシュの様子だった。


   
テチョ国際空港の出発ゲート階
テチョ国際空港の出発ゲート階

テチョ国際空港(2025年9月オープン)の入国審査プロセスは(日本パスポートの場合)

自動ゲートですいすい。

パスポート読み取りと、顔・4本指の撮影のみ。



燃料費高騰の影響は?

当初、7月にこの旅行を考えていたのだが、調べてみると7月に航空運賃が軒並み上がっていた。

ホルムズ海峡封鎖の影響がじわじわと出てきた。

そこで、6月に前倒ししたのだが、

いつも使うエアアジアは減便しており、この日程ではチケットが取れなかった。

代わりにカンボジア・エアウェイズで(KLから)往復した。


そんなわけで、産油国でもないカンボジアの燃料費高騰はひどいのではと想像していた。

AIに最新情報を聞くと、プノンペンの一部で計画停電が実施されているとも言っていた。


実際には、想像したほどのひどさを体験しなかった。

新空港から中心部のホテルまで、Grabスタンダードカーで61,100〜61,900リエル(2,500円弱)。

こちらは、昨年と空港が変わったので比較できない。

車での移動時間は40分〜1時間ほど。


中心部であちこちに移動するのにGrabトゥクトゥクで4,700〜6,800リエル(190円〜275円)。

昨年より微妙に高くなっていたが、短期旅行で耐えられないほどではなかった。


食事の値段も上がったかもしれないが、こちらも微妙に値上げした程度だった。


ただ、電動自動車(EV、BYDの車で200万〜300万円ほど)や電動バイク(10万円弱)を売っているの

をよく見かけた。



市の拡大は継続、特に新空港へのルート

プノンペンは、バンコクやホーチミンなど近隣諸国の大都市よりは発展の度合いが遅れているものの、

街の開発は継続している。

 
Chip Mong 271 Mega Mall (Phnom Pneh)
Chip Mong 271 Mega Mall

土曜日に、2022年開業の大型ショッピングモール「チップモン271」を見てきた。

地上5層(地下はなし)と、KLにある大型モールにひけを取らない広さ。

そしてKLのモールと同様、そこまで広いと空き店舗スペースも目立つ。

上層のフードコートは半分ほどしか店がない。

空いているテーブルで若者たちがパソコンを広げて勉強(あるいは仕事)をしている姿が多かった。


チップモン271の周囲の広大なエリアも、チップモン・グループが開発中だ。

高級コンドミニアムが2棟ほどすでにできていたようだが、まだ建設中の建物もある。


今回目についたのが、テチョ国際空港と中心部を結ぶ道路の両サイドだ。

建設中または建設予定地として囲われているエリアが空港そばまで続いている。


空港から中心部までの道路は、市中心部の主要道路であるモニボン通りとほぼ一直線だ。

中心部から空港へ向かうと、途中、イオンモール・ミエンチェイ近くを通る。

そのあたりから、チップモン271付近を超えて、空港近くまで、

すべての両サイドが開発されているといった感じだ。


ここまで広範囲だと、予定されている通り、商業地・住居の需要は伸びるのかと少し心配にもなる。


   
空港へ向かう途上、新道 Xi Jinping Blvd と交差する


観光:王宮・シルバーパゴダとワットプノン

今回は、街の中心部にある観光名所、王宮とワットプノン(丘の寺)を見てきた。

午前7時に気温30度に達するので、それぞれ朝8時過ぎに訪問し、1時間ほど見て回ったが、汗が出る。


王宮とシルバーパゴダは共通入場券10ドル。

王宮では、きれいに整えられた庭園を歩き回り、

入場できるエリアの中央で存在感を示している即位殿を覗かせてもらう。

門や柱、屋根飾りがおもしろい。主にヒンズー系カンボジア神話の登場人物(人ではないが)のようだ。


シルバーパゴダは、正式には「エメラルド仏の寺」。

こちらには、仏教やその関連の聖なる存在の像が多数ある。


   
ワットプノン
ワットプノン

シルバーパゴダが王の寺院だとすると、民間の寺を代表するのがワットプノン。

外国人の入場料1.25ドル。

(実は昨年もここへ来たが、20ドルを出すと受け取りを拒否され、入れなかった。

今回は1ドル紙幣を持っていた。

端数分は、私が手に持っていたリエル札から窓口の女性が該当金額を抜き取った。)


「丘の寺」の名称の通り、丘の上にある本堂へ階段を登っていく。

中の仏像まで撮影可能だ。


この寺でおもしろいのは、始まりの伝説だ。

大金持ちのペン夫人が川で仏像が収納された流木を拾い、この地に祀った。

(海で仏像を拾ってきた浅草寺の始まりに似ている!)

歴史を経て、街の人々がお参りする寺となり、

ペン夫人も商売の神様として祀られている(これも浅草寺の神社と似ている)。


ワットプノンは裏側にも、金の馬の像や時計台など、いろいろ装飾物がある。

(暑くなければ長居するかもしれないと思ったが、

現実は暑かったので1時間ほどで近くのカフェに避難した。)













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