マレーシアと香港、9月から二重上場規制を緩和

 

マレーシアと香港、9月から二重上場規制を緩和

東南アジア株式新聞 2026年7月23日

マレーシア証券委員会(SC)と香港証券先物委員会(SFC)は23日、

マレーシア上場企業が香港に上場するなど二重上場に関する規制緩和

とETFやREITなどファンドの相互承認について合意した。

二重上場の緩和は9月から。


   
香港SFC発表資料より。  マレーシアSC委員長のDato’ Mohammad Faiz Azmi 氏(左から3人目)  香港SFCのCEO、Ms Julia Leung(右から3人目)

香港SFC発表資料より。

マレーシアSC委員長のDato’ Mohammad Faiz Azmi 氏(左から3人目)

香港SFCのCEO、Ms Julia Leung(右から3人目) 





マレーシアSCの7月23日の発表:

SC and Hong Kong SFC Sign Landmark MoU to Strengthen Collaboration 

マレーシア証券委員会(SC)と香港証券先物委員会(SFC)は本日、対象ファンド、特に上場投資信託(ETF)

および不動産投資信託(REIT)の相互承認とクロスリスティングに関する覚書(MOU)を締結しました。

この画期的なMOUは、両国間における簡素化された二重新規株式公開(IPO)上場制度を促進するための

規制協力も強化するものです。

このMOUは、発行体と投資家の投資機会を拡大し、資金調達へのアクセスを広げ、両市場における

クロスボーダー参加を深めることが期待されます。


  • MOUは23日午前、クアラルンプールで、SCのモハマド・ファイズ・アズミ委員長と

SFCのジュリア・リョンCEOによって、署名された。

  • マレーシアにとっては、同地を地域機会への玄関口として位置づけるという、

2026〜2030年資本市場マスタープラン(CMP)の一環。

  • 香港にとっては、国際金融センターおよび中国本土への玄関口としての役割を補完するもの。

  • 香港証券取引所は、ブルサ・マレーシアを認定証券取引所(RSE)のリストに追加した。

RSEの地位により、ブルサ上場会社は、香港での重複上場を申請できるようになる。

  • 簡素化された二重IPO上場制度により、同時上場と二次上場を希望する発行体は、

目論見書を含む単一の提出書類一式を使用できるようになる。

  • ファンドの相互承認の対象になる商品範囲が拡大された。

先物ETF、レバレッジ型ETF、インバース型ETF、商品ETFを含むETFも対象となった。

  • ファンドの相互承認制度の下で、マレーシアまたは香港で承認されたETFおよび上場REITは、

ホスト取引所への二次上場を通じて、それぞれの法域の投資家に提供することが可能となる。

  • 簡素化された二重IPO上場制度は、2026年9月に発効する。


マレーシアSCのモハマド・ファイズ・アズミ委員長のコメント:

「このMOUは、国境を越えた投資を促進し、両国の資本市場へのアクセスを拡大し、

両地域の発行体と投資家にとっての投資機会を向上させるための実践的な枠組みを確立するものです」

「国境を越えた上場と金融商品提供の増加を支援することで、両地域の投資家と仲介業者に新たな

機会が生まれ、マレーシアと香港間の金融連携と投資活動が深化します」


香港SFCのケルビン・ウォン委員長のコメント:

「香港とマレーシアの資本市場は、数十年にわたり、相互信頼と市場ニーズへの対応という確固たる

コミットメントに基づいた、実りある規制パートナーシップの恩恵を受けてきました。

両市場は、それぞれ世界の資本を中国本土と東南アジアに結びつける重要な金融ゲートウェイとして、

互いに補完し合うのに最適な位置にあります。

私たちは、共通の繁栄を推進するために、パートナーシップを引き続き強化していきます」



マレーシアSC発表資料に添付された資料:


香港SFCの発表資料




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