比デベロッパーのビリヤール・ランド、虚偽の開示などでSECが刑事告発

 

比デベロッパーのビリヤール・ランド、虚偽の開示などでSECが刑事告発

東南アジア株式新聞 2026年2月2日


フィリピン証券取引委員会(SEC)は、1月31日、

ビラール・ランド・ホールディングス(Villar Land Holdings Corporation、PSE:VLC)とその役員を

虚偽の情報開示などの容疑で刑事告発した。

役員には、大富豪のマヌエル(マニー)・ビリヤール元上院議員も含まれている。





The Manila Times の2月2日の記事:

ビリヤール・ランド事件、マーケットに影響大かも

アナリストによると、ビリヤール・ランド・ホールディングス社とその役員に対する市場操作と虚偽の

財務情報開示の容疑での刑事告発は、投資家の信頼と市場活動に即座に影響を及ぼす可能性がある。

証券取引委員会(SEC)は土曜日、証券規制コード違反を理由に司法省に告訴状を提出したと発表した。

起訴された者には、元上院議長のマヌエル・ビリヤール氏、元上院議員の妻シンシア氏、そして彼らの息子

であるマヌエル・パオロ氏、そして現職上院議員のマーク氏とカミーユ氏が含まれている。


SECの訴状のポイント:

  • 2024年度財務諸表で、虚偽報告

1兆3,300億ペソの土地再評価後、純利益が前年の14億6,000万ペソから大幅に増加し、

過去最高の9,997億2,000万ペソに達したと報告された。

監査法人が承認を拒否し、同社は最終的に年間利益14億2,300万ペソを報告した。

  • 価格操縦疑惑

関連会社であるインフラ・ホールディングス(Infra Holdings Corp.)と

MGS建設(MGS Construction)による価格操作疑惑。

  • インサイダー取引

カミーユ・ビリヤール上院議員(マニー氏の娘)が関与したインサイダー取引。


5月に取引停止命令が出る前は1株2,100ペソ以上で取引されていた同社の株価は、

11月に取引再開に伴い500ペソ前後まで急落した。

1月30日(金)の終値は1株933ペソだった。


この記事には、SECのフランシス・リム委員長のコメントも書かれている。

「フィリピンにおける投資家の信頼構築は、国家の発展のために資本市場とビジネスセクターの

包摂的かつ持続可能な成長を促進する上で極めて重要です。

この観点から、SECは投資家を欺き、資本市場を歪める詐欺行為や操作行為に断固として対処します」





ビリヤール・グループ(Villar Group):マヌエル(マニー)・ビリヤール氏率いる比最大級の財閥だ。

  • ビスタ・ランド(Vista Land)による住宅開発

  • ビリヤール・ランドによる不動産・葬儀事業

  • ゴールデンヘイブン(Golden Haven)によるメモリアルパーク事業

  • オールホームやオールデー(AllHome/AllDay)のリテール事業


SECの訴状の範囲は幅広く、ビリヤール・ランドだけでなく、

大富豪であるマニー・ビリヤール氏のファミリー事業を対象にした告発に見える。

2025年、フォーブス誌はマニー氏を、フィリピンで最も裕福な個人(推定純資産172億ドル)に挙げた。


ビスタ・ランドは過去に三菱地所との共同プロジェクトがある。

https://www.mec.co.jp/group_news/archives/mec191120_Taft.pdf







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